出典:兵庫県内の平屋の施工事例
播磨町で家づくりをご検討中の方で、平屋での建築を考えている方もいらっしゃる多いでしょう。平屋は住みやすくメンテナンスも容易であるため、近年人気が特に高まっています。
しかし、一生に一度のマイホームとして平屋を建てるにあたって、そのメリットやデメリットなどが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、播磨町で平屋の新築をご検討の方に向けて、平屋とは何かという基本から、平屋のメリット・デメリット、建てる際のポイントなどについて、詳しく解説していきます。
また、記事の後半では播磨町の特徴や実際の施工実例もご紹介しますので、播磨町での平屋新築をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
平屋とは?
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋とは、名前の通り平たい形の家屋、つまり1階建ての家のことです。
日本では伝統的に平屋住宅が多かったですが、現代社会では2階建てや3階建てなどの住宅が主流となっていました。そのため、平屋と聞くと古い建物をイメージする人も少なくないでしょう。
しかし、近年では平屋のメリットが再認識され、若い方々を中心に平屋で家を建てる人が増えてきているのです。
近年平屋の新築が人気を集めている
平屋が人気を集めている事実は、数字としても表れています。以下のグラフをご覧ください。
このグラフの折れ線は、2011年から2021年までに建てられた住宅の全数を、そして棒グラフは平屋(1階建て)住宅の建築件数を表しています。
グラフを見てわかる通り、住宅全体の建築数はここ10年横ばいのトレンドなのに対して、平屋住宅は右肩上がりに建築数を伸ばしています。
新築物件における平屋の割合は年々増しており、今後もその傾向は続いていくと予想されます。
※国土交通省「建築着工総計調査」を加工して作成
平屋を建てるメリット
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
近年平屋が人気を集めているのは、単なる流行りではなく、平屋に明確なメリットがあるからにほかなりません。
ここでは、平屋が持つ代表的な5種類のメリットについて、詳しく確認していきましょう。
メリット①:動線が短く家事がしやすい
平屋の最大のメリットは、すべての部屋が同じ階にあるため、動線が短く家事がしやすい点です。
2階建てや3階建ての住宅の場合、洗濯物を干すために階段を昇り降りしたり、掃除機で上階と下階を行き来したりと、動線が長いために家事に手間がかかりがちです。
その点、平屋の場合はすべての家事動線が短くできるので、大幅な労力削減が期待できます。
メリット②:バリアフリーで老後も安心
平屋は階段がないため、老後も安心して暮らせるというメリットも得られます。
近年は核家族化が進んでいるため、老後も夫婦で暮らしたり、独身で一人暮らしをしたりするケースが多々あります。
その際、複数階建ての家だと階段の昇り降りが負担になったり、思わぬ怪我の原因になったりする危険があります。
その点、平屋暮らしであれば、足腰が悪くなってからも安全に暮らし続けられます。また、階段以外の段差も無くしたバリアフリー設計にすれば、より安心感を得られるでしょう。
メリット③:家族団らんの時間が作りやすい
家族で平屋に住むことで、家族団らんの時間を作りやすいというメリットも得られます。
現代では、家族一人ひとりの生活リズムの違いなどを原因に、同じ建物に住んでいるのに顔を合わせないケースも珍しくありません。リビングと個室の階層が異なる住宅の場合、その傾向がより顕著だといえるでしょう。
その点、平屋であれば家族全員の部屋が同じフロアにあるため、顔を合わせてコミュニケーションを取る機会が自然と増えます。平屋のリビングで家族団らんの時間を過ごすことで、家族間の絆も深まっていくでしょう。
メリット④:安定性が高く地震に強い
平屋は安定性が高いため、比較的地震に強い点も大きなメリットです。
地震大国の日本では、いつ地震が起こるか予想がつきません。その際、高い階層の建物ほど振り子の原理で大きく揺れ、最悪の場合は倒壊してしまう恐れもあるでしょう。
その点、平屋は地面に近く末広がりの形状なので、地震の揺れが伝わりにくく、建物もダメージを受けにくくなります。
メリット⑤:ローコストで建てられる
平屋は、複数階建ての住宅に比べて低価格に建築しやすい点もメリットでしょう。
2階建て以上の家を建てる場合、各階を安定させるために柱などが多く必要で、そのぶん建築費用が高くなりやすいです。その点、平屋の場合は地上階だけなので、そのようなところにコストがかからず、より低価格での建築が実現します。
また、長く住み続けていくうえでのメンテナンスや、リフォームを行う費用も安く済みます。そのため、額面上の建築費用以外の面でも、大きく節約に繋がるでしょう。
平屋を建てる際に気をつけたいデメリット
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋を建てることには以上のように、多くのメリットがある一方、注意すべきデメリットもあります。
ここでは、代表的な3つのデメリットの詳細を確認します。完成後に後悔が生まれないよう、事前にしっかり確認しておきましょう。
デメリット①:建てるのに広い土地が必要
平屋を建てるうえで最も気をつけたいのが、家を建てるための土地の広さです。
平屋は1階建ての建物なので、同じ敷地面積であれば、2階建ての半分、3階建ての3分の1の広さになります。そのため、住まいに広い建築面積を求める場合は、ある程度広い土地に平屋を建てる必要があります。
デメリット②:建物の中心が暗くなりやすい
平屋を建てる場合は、建物の中心が暗くなりやすい点に注意が必要でしょう。
通常、太陽光は窓から採光されますが、床面積の広い平屋だと、窓から建物中心まで距離が離れ、太陽光が届かなくなってしまいやすいです。
これを解消するためには、建物の中心部に中庭を設けるなど、間取りの工夫が効果的でしょう。
デメリット③:家族のプライベート空間の確保が難しい
平屋は家族同士の交流を促進する一方で、個々人のプライベート空間を確保しにくいというデメリットもあります。
たとえば、思春期の子どもがいる場合は、家族団らん用とは別の個室が求められるでしょう。また、テレワークや在宅仕事をしている人にとっては、集中を乱されないように専用の部屋が欲しいケースも考えられます。
平屋で家族一人ひとりのプライベート空間を確保する場合は、あらかじめ間取りに工夫して設計したり、増設式の間仕切りを上手に活用したりするなどの対策が求められます。
平屋は一人暮らしでも問題ない?
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋に住むのは、何も家族だけではありません。一人暮らしであっても、平屋に問題なく住むことができます。
一人暮らしをする場合も、動線が短く家事がしやすい、地震の際に安心など、平屋のメリットを数多く享受できます。また、集合住宅と違って周囲の生活音を気にせず済むので、リラックスした暮らしが送れます。
平屋での一人暮らしは、歳をとってからの生活にもおすすめです。日々階段を昇り降りする必要がないので、終の棲家として安心して暮らせます。
一人暮らし用に平屋を建てるのであれば、それほど広くなくても充分快適に暮らせます。1LDKほどの広さがあれば、自分のライフスタイルや趣味を反映した、唯一無二の生活空間が実現できるでしょう。
おしゃれな新築一戸建ての平屋を建てるポイント
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
新築一戸建てで平屋を建てる際、できればおしゃれで暮らしやすい家に仕上げたいですよね。
ここでは、おしゃれな新築一戸建ての平屋を建てるうえで、意識しておきたい3つのポイントを解説します。
ポイント①:家事動線や生活動線をシミュレーションする
新築一戸建てで平屋を建てる際は、家事や生活の動線を事前にシミュレーションしておくことがポイントです。具体的な動線を考えたうえで設計しないと、完成後に「なんだか暮らしにくい」と感じてしまいかねません。
たとえば、洗濯物を干すスペースと洗濯機の設置場所を近くにすれば、洗濯時の手間を大きく省けます。また、リビングとキッチンの距離を近づければ、料理を作った後すぐに食卓に運べるでしょう。
どのような動線が使いやすいかは、人それぞれ異なります。そのため、実際に平屋で生活する自分や家族の姿を思い描き、なるべく具体的にシミュレーションするようにしましょう。
ポイント②:採光を意識した間取りにする
平屋の間取りを考える際は、採光を意識することを忘れないようにしましょう。
先述の通り、採光窓からの距離が遠くなると部屋が暗くなってしまいます。平屋は中心部ほど暗くなりがちなので、間取りに工夫を加えて明るい空間に仕上げる必要があります。
具体的には、建物の形状を「コの字型」や「ロの字型」にするのがおすすめです。そうして空いたスペースにテラスや中庭を設け、広めの窓を設置することで、平屋の中心でも明るい空間に仕上げられます。
ポイント③:充分な収納スペースを確保する
平屋を建てる際、収納スペースにも気を配るのがポイントです。
どんなに外観や内装が優れた平屋であっても、散らかっていてはおしゃれに見えません。一軒家の場合、快適な暮らしを送るためには10~15%程度の収納スペースが必要だといわれています。
ただし、具体的にどれくらい収納スペースが必要かは、人それぞれ異なります。たとえば、洋服や靴などが好きな人の場合は、クローゼットなどの収納スペースを多めに確保するとよいでしょう。
播磨町の特徴
ここからは、播磨町で新築一戸建ての平屋を建てようとしている方向けに、播磨町の特徴をご紹介していきます。
播磨町は兵庫県西部に位置する自然豊かな場所です。町内に丘陵地などの起伏がほとんどなく、全体的に平坦な地形になっています。また、1年を通して降水量が少ない土地柄であるため、各地にため池が作られているのが特徴的です。
播磨町を東西に貫くように流れる播磨谷川の清流や、緑豊かな森林など、豊かな自然を楽しめます。また、町内には古代から伝わる古墳や遺跡などが点在していて、歴史ある町であることも窺われます。
播磨町の地価平均の推移
播磨町の地価は、株式会社Land Price JapanのWEBサイト「土地代データ」によれば、時勢による影響をあまり受けず、ここ20年ほどは一定の価格幅で推移しています。過去大きな災害なども起きていない土地なので、今後も地価は同様の推移をしていくでしょう。
ただし、播磨町の中でも立地によって地価はある程度上下します。こちらはあくまで平均値なので、実際に平屋を建築する際は、希望地の地価をしっかり確認しておきましょう。
出典:株式会社Land Price Japan「土地代データ」
大工産の平屋の施工実例をご紹介
ここからは、播磨町で平屋を建てる際に参考にしたい、株式会社「大工産」の手掛けた平屋の施工実例を、3つ厳選してご紹介します。
平屋の施工実例① 和風の平屋
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
こちらの平屋実例では、ご夫婦と4人のお子様の計6人家族で住まわれています。
平屋の形は採光を多く取れるようコの字型にし、屋根をすべて異なる方向に流すことで、立体感と変化を演出しています。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
室内には多くの壁面に窓が設けられており、ほとんどの部屋が太陽の優しい光に照らされ、暮らしやすい空間に仕上がっています。
平屋の施工実例② 統一感のある平屋
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
こちらの平屋実例は、壁面や天井などを白に統一し、床面の無垢木材とのコントラストが美しい空間に仕上がっています。
キッチンはアイランド型と壁付け型のデュオスタイルになっており、家族の様子を確認しながら、広々した空間で料理を楽しめます。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
リビング横にはすりガラスの嵌まったスライドドアを配することで、プライバシーを守りつつ、充分な量の採光ができるよう工夫が施されています。
平屋の施工実例③ 遊び心のある平屋
こちらの平屋実例では、屋根裏空間がロフトスペースになっており、まるで秘密基地のような空間に仕上がっています。
壁面はボルダリングウォールになっており、お子様の遊び場にぴったりです。また、約10帖のワークスペースもあるので、リモートワークや読書のための、大人の隠れ家としても使えます。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋部分は、キッチンを中心に水回り、物干しスペース、ファミリークローゼットをまわれる構造になっているので、最小限の動線で効率的な家事を行えます。
おしゃれ平屋で快適な生活を送りましょう
今回は、「播磨町で平屋を建てる!」をテーマに、新築で平屋を建てるメリットやデメリット、おしゃれな平屋に仕上げるためのポイントなどについて、詳しく確認してきました。
平屋は住み心地のよさやメンテナンスの楽さなどから、近年人気が上昇しています。今回ご紹介したことを参考に、平屋で理想のマイホームを実現されてみてはいかがでしょうか。
株式会社大工産では、丁寧なヒアリングと確かな技術力をもとに、お客様のご要望・ご予算に合った最適な平屋をご提供します。
今回ご紹介したように播磨町での施工実績も豊富なため、播磨町で平屋の新築をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
株式会社大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。
良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
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