出典:兵庫県内の平屋の施工事例
稲美町で家づくりを考える際、平屋の注文住宅を選択肢に入れている方もいらっしゃるでしょう。平屋は近年人気を集めています。
しかし、実際に建築するにあたって、平屋で失敗してしまわないかどうか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、稲美町で平屋住宅を建てる方に向けて、平屋の概要からメリット・デメリット、建てる際の具体的なポイントに至るまでを、詳しく解説していきます。
また、記事の後半では稲美町の特徴や人口推移、実際の平屋施工実例もご紹介します。稲美町で平屋の注文住宅を建てようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
今人気の「平屋」とは?
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋とは、文字通り1階建ての家を表します。これまで新築住宅を建てるとなると、2階建てや3階建てなどが人気でしたが、近年では核家族や単身世帯(1人暮らし)が増えたこともあり、平屋のよさが再注目されています。
特に、階段の昇り降りが大変な高齢者のいる家庭や、小さな子どものいる家庭などでは、安全面や暮らしやすさを考慮して一戸建てを選ぶ人も増えています。
平屋で人気の間取り
ひとくちに平屋といっても、その広さや間取りはさまざまです。
ここでは、特に人気のある間取りの種類と、おおよその必要坪数、どんな人に向いているかを確認しておきましょう。
間取り | 坪数 | 向いている人 |
1LDK | 20坪 | 1人暮らしや新婚夫婦など |
2LDK | 30坪 | 3人前後の少人数の家族 |
3LDK | 40坪 | 4~5人程度の中規模の家族 |
4LDK | 50坪 | 6人以上の大家族 |
もちろん、別途仕事用の書斎や事務所スペースを設けたり、子ども用の遊び部屋を作ったりなど、人によって平屋での空間の作り方は千差万別です。
そのため、上記の表はあくまで参考程度にとどめておきましょう。
平屋で暮らすメリット
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋で暮らすことには、数多くのメリットがあります。
ここでは、代表的な5種類のメリットについて、その詳細を確認していきましょう。
メリット①:階段がなく生活や家事が楽
平屋には1階しかないため、上階へ移動するための階段がありません。そのため、家事などをする際に階段の昇り降りをする必要がなく、日々の負担が大きく軽減されます。
また、階段がない点は高齢者や子どもにとっても大きなメリットです。足腰に負担をかけることもなく、万一の事故や怪我を心配する必要もないので、安心して日々の生活を送れるでしょう。
メリット②:家族間のコミュニケーションがしやすい
平屋で暮らすと、家族間でのコミュニケーションがしやすくなるメリットが得られます。
平屋はすべての部屋が同じ階にあるため、それぞれに個室がある場合でも、リビングやダイニングなどで顔を合わせる機会が多くなります。
その結果、家族同士の会話が自然と増え、一家団らんの時間を多く確保できるでしょう。
メリット③:光熱費が安く抑えられる
平屋で暮らすと、2階建てや3階建ての家に比べて、光熱費を安く抑えられる点もメリットです。
複数階建ての住宅の場合、各階で電気や冷暖房などを使用するため、それだけ光熱費が多くかかります。その点、平屋の場合はすべてが同じ地上階にあるので、必要以上に照明や空調に電力を割く必要がありません。
また、木の無垢材を使った平屋住宅の場合は、鉄やコンクリートより高い断熱効果が得られるため、少ない電力で1年中快適な暮らしを送れます。
メリット④:耐震性が高い
平屋は耐震性が高いため、万一の地震発生時にも安心できるというメリットがあります。
複数階建てで重心が高い建物だと、地震発生時に振り子のように建物が揺れてしまいます。その一方、平屋は重心が低い作りなので、同じ震度でも揺れがより少なく感じられます。
また、平屋は構造がシンプルかつ剛健なものが多いので、万一大きな地震が発生した際も、家屋が倒壊する確率を低くできるでしょう。
メリット⑤:建築費用がローコストに収まる
平屋は2階建てや3階建ての家に比べて、建築費用がローコストに収まりやすい点も大きなメリットです。
家を建てる際、階数が増えれば増えるほど基礎工事にかかる手間や時間も増すため、建築費用は増えていきます。その点、平屋は1階部分だけのシンプルな構造なので、比較的低価格でも高水準の家に仕上げられます。
そのため、新築で一軒家を建てる際、価格をなるべく安く抑えたい人にとっても、平屋はおすすめの選択肢だといえます。
平屋を建てるときに注意したいデメリット
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
平屋には以上のように多くのメリットがありますが、同時に注意すべきデメリットもあります。そのため、これから新築で平屋を建てる場合は、メリットを最大化し、デメリットはできるだけ少なくなるよう工夫する必要があります。
ここでは、代表的な3つのデメリットについて、詳細を確認していきましょう。
デメリット①:同規模の2階建てより坪単価が高くなる
平屋を建てるデメリットの1つ目は、同規模の2階建て住宅より坪単価が高くなりやすい点です。
同じ床面積だと仮定すると、平屋は2階建ての2倍、3階建ての3倍の敷地を必要とします。たとえば、30坪の床面積を確保する際、2階建てなら15坪(1階部分15坪+2階部分15坪)で済みますが、平屋だとその2倍の30坪の敷地が必要とされます。もちろん、実際は建ぺい率などの兼ね合いがあるので、より広い土地が必要です。
そのため、広い建築面積の平屋を建てる場合は、あらかじめ地価をチェックし、予算内で充分な土地が用意できるか、しっかり確認するようにしましょう。
デメリット②:プライバシーや防犯性の確保が必要
平屋を建てる2つ目のデメリットは、プライバシーや防犯性の確保が必要となる点です。
平屋には1階しかないので、複数階建ての建物に比べて、庭や住宅の内部などが外から見える可能性が高まります。そのため、家族のプライバシーを確保するためには、窓の位置などの構造や塀、垣根などの外構に工夫をするなどの対策が必要です。
また、高層階建てのマンションなどと比べて、死角となる侵入経路が多いことから、平屋は泥棒に狙われるリスクが高まります。そのため、セキュリティシステムを導入するなどし、充分な防犯対策を取ることが重要です。
デメリット③:水害時に2階に逃げられない
平屋の3つ目のデメリットは、水害時に上の階へ逃げられない点です。
平屋は地震には強い一方で、洪水などの水害には弱い特徴があります。万一床上浸水した際、2階へ逃げて難を逃れることができないので、水害リスクの低い土地を選ぶか、基礎部分を嵩上げしてから建てることをおすすめします。
稲美町の場合は年間降水量も比較的少なく、大規模な水害の可能性は少ない土地なので、過度の心配は必要ありません。しかし、万一の可能性に備えて、設計時に浸水対策などを施しておくと安心できるでしょう。
おしゃれな平屋の注文住宅を建てるポイント
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
ここでは、おしゃれな平屋の注文住宅を建てるために意識したい、4つのポイントについてご紹介します。
これから平屋で家を建てようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:屋根のデザインにこだわる
平屋をおしゃれに仕上げるには、屋根のデザインにこだわるのがポイントです。
屋根は家の印象を大きく左右します。たとえば、中央が高くなった末広がりの「切妻屋根」であれば、シンプルな印象の平屋に仕上がります。
また、片側にだけ傾斜のある「片流れ屋根」であれば、他の家と被らない個性的な印象になるでしょう。
屋根のデザインは形だけでなく、色も重要です。壁紙や周囲の環境とのバランスを考え、おしゃれなカラーリングを施しましょう。
ポイント②:建材に無垢の木材を使用する
おしゃれな平屋に仕上げたいのであれば、建材には無垢の木材を使用するのがおすすめです。
木でできた一軒家は、ただそれだけで周囲におしゃれな印象を与えます。また、木の調湿効果や断熱効果の恩恵により、中での生活クオリティも一段高いものとなるでしょう。
木材を使った平屋に住むことで、おしゃれさと機能性の両面を兼ね備えた暮らしが実現します。
ポイント③:ロの字やコの字の外観にする
広い敷地面積に平屋を建てる際は、建物の形をロの字やコの字にするとよいでしょう。
平屋は床面積が広くなると、中央部に日が当たりにくくなる弱点があります。その点、ロの字やコの字にすれば、建物中央部にも採光窓が設けられるので、平屋全体を明るい空間に仕上げられます。
また、ロの字やコの字にして空いた空間には、中庭やテラスを作るのがおすすめです。周囲を壁面で程よく目隠しした状態にできるので、プライバシーを確保しながら一家団らんの時間を過ごせます。
ポイント④:天井を高く、窓を大きくする
平屋の一軒家を建てる際、天井はできるだけ高く、窓は大きくするようにしましょう。
高い天井は、空間に解放感をもたらします。天井部分に剥き出しの梁がそのまま見えていてもおしゃれですし、シーリングファンなどを取り付けても映えるでしょう。
また、大きな窓を設けることで、自然光を十二分に室内に取り入れられます。足元まである窓にすれば、そこから庭などに出ることもでき、生活のバリエーションが広がります。
稲美町の特徴
ここからは、稲美町で平屋の注文住宅を建てようとしている方へ向けて、稲美町の特徴をご紹介していきます。
稲美町は兵庫県の中部に位置する、自然豊かな町です。西を姫路市、東を揖保郡太子町と接していて、総面積は34.92㎢を誇ります。
稲美という名前は「美しい稲穂」から来ており、町域の大部分を占める農地では、名前の通り美しい稲穂が風に揺れる光景が広がります。
稲美町は、地域資源を活かしたまちづくりに注力していて、子育てや教育環境の充実を図っています。また、町内各地では定期的にお祭りや地域イベントが開催されていて、高い結びつきのコミュニティが形成されています。
※稲美町WEBサイトより
稲美町の人口推移
稲美町では、総人口は緩やかに減少傾向にありますが、総世帯数は上昇傾向にあります。また、世帯規模は縮小傾向にあり、2020年時点では2.68人となっています。
出典:稲美町「稲美町の人口等の推移および住宅・地価等の状況について」
木の家の平屋に定評のある「大工産」のこだわり「22℃の家」
株式会社「大工産」では、稲美町を含む兵庫県内において、創業以来40年以上にわたって、平屋などさまざまな住宅を建築してきました。
そんな大工産の手掛ける家は「22℃の家」をコンセプトにしており、春夏秋冬を通し、家の中が22℃に保たれるよう、さまざまな工夫が施されています。
22℃の家は、夏は涼しく、冬も暖かく快適に過ごせます。また、結露がしにくいために木の家でも寿命が長くなり、後々かかるメンテナンス費用なども安く抑えられます。
稲美町で平屋の注文住宅をご検討の際は、ご相談ください。
大工産の平屋の施工実例をご紹介
ここからは、稲美町で新築の平屋を建築するうえで参考にしたい、株式会社大工産の手掛けた平屋の施工実例を、厳選して3種類ご紹介します。
平屋の施工実例① 和風テイストのおしゃれな平屋
アースカラーを中心にした外観は、周囲の木々など、自然空間との調和をイメージしたものでしょう。平屋の形状はオーナー様のご希望により、採光を確保しやすい「コの字型」に仕上がっています。
そのため、家庭内の至るところで、自然光による温かみのある空間が実現されています。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
リビングにお子様のおもちゃや洋服などを収納するクローゼットを設置し、キッチン・勝手口と家事スペース、洗面脱衣所がそれぞれ繋がる動線にすることで、4人の子育てを効率的にできるよう工夫が施されています。
平屋の施工実例② シンプルにまとめたおしゃれな平屋
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
こちらの平屋実例では、床面には無垢木材をそのまま活かし、その他を白に統一することで、おしゃれな生活空間が演出されています。
キッチンには、リビングの様子が窺えるようアイランドタイプのシンクがセットされており、家族団らんをしながらの楽しい食事風景が目に浮かぶようです。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
基礎断熱という特徴を活かして基礎内部を暖める手法を採用しているため、無垢材の床は、夏は涼しく冬は暖かい、常に快適な温度をキープしてくれます。
平屋の施工実例③ ロフトの付いたおしゃれな平屋
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
こちらの施工実例では、平屋であるにもかかわらず、屋根裏空間を利用してロフトが設けられています。
ロフトはボルダリングやターザンロープ、ハンモックなどが楽しめるようになっていて、子どもにとっては秘密基地のようなワクワクする空間に仕上がっています。また、約10帖のワークスペースもあるので、大人が仕事に集中するにも打ってつけです。
出典:兵庫県内の平屋の施工事例
メインの平屋部分は、玄関から入ってシュークローク、パントリー、キッチンから食卓へと至る動線が意識された構造になっています。また、その道中には洗面脱衣室と洗濯室もあり、お母さんの家事のしやすさが最優先されています。
木の家の平屋住宅で素敵な暮らしを実現しましょう
今回は、稲美町で木の家の平屋を建てるか検討されている方へ向けて、平屋のメリットやデメリット、おしゃれな平屋にするための具体的なポイントなどを解説してきました。
平屋は階段がなくシンプルな構造で、家族から1人暮らしまで、そして若い方から高齢者の方に至るまで、幅広い層に人気があります。
今回ご紹介したことを参考に、稲美町で木の家の平屋を建築し、快適な生活空間を手に入れてみてはいかがでしょうか。
株式会社大工産では、丁寧なヒアリングと確かな技術力をもとに、お客様のご要望・ご予算に合った最適な平屋をご提供します。
今回ご紹介したように稲美町での施工実績も豊富なため、稲美町で平屋の注文住宅をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
株式会社大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。
良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
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