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「平屋は暑い」と言われるワケは?夏でも快適に過ごせるポイントをご紹介

2024.07.30

「平屋は暑い」と言われるワケは?夏でも快適に過ごせるポイントをご紹介

階段がなく老若男女にとって住みやすい家として、近年平屋が人気を集めています。しかし、「平屋は暑い」という声を耳にして、平屋を建てることに不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言うと、平屋はポイントを押さえて建てさえすれば、暑い夏でも快適に過ごせます。この記事では、平屋が暑いと言われる理由や、平屋の持つ利点、快適な平屋を建てるポイントなどについて、詳しく解説します。また、記事の後半では平屋の施工事例もご紹介します。
これから平屋を建てる予定がある方、平屋が暑いのかどうかが気になっている方は、ぜひ参考になさってください。

平屋の利点とは?

平屋には、複数階建ての家と比較して、多くの利点があります。
ここでは、特に代表的な4つの利点について、詳細を確認していきましょう。

利点①:生活動線がコンパクトになる

平屋の利点として、まず生活動線がコンパクトになる点が挙げられます。
2階建てや3階建てなどの場合、部屋を行き来するために、階段を使った上下方向の移動が必要になります。その点、平屋はすべての部屋が1フロアにあるため、移動がすべて横方向のみで完結します。
その結果、平屋での暮らしは生活動線が短くコンパクトになり、家事などに要する労力・時間を大きく削減できます。

利点②:家族でコミュニケーションが取りやすい

平屋の持つ2つ目の利点は、家族でコミュニケーションが取りやすい点です。
複数階建ての場合、家族それぞれの個室は2階に、リビング・ダイニングは1階になどと、部屋によって階層が分かれます。そうなると、個室にいる家族の様子が把握しづらく、コミュニケーションを取る機会が少なくなりやすいです。
その点、平屋はすべての部屋が平面上にあるため、家族それぞれがどこにいるかが、気配を感じやすくなります。また、リビング・ダイニングが個室と同じ階にあることで、自然と家族が集まり、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

利点③:子育てや介護がしやすい

平屋の利点として、子育てや介護がしやすい点も見逃せません。
たとえば、歩けるようになったばかりの幼児や、足腰の弱った高齢者にとって、階段は非常に危険な存在です。足を踏み外して落ちてしまえば、思わぬ怪我をする可能性もあります。その点、平屋なら階段を設置しなくて済むので、子育てや介護における心配事を1つ減らせます。
また、平屋では階段から繋がる廊下も最小限にできるので、その分部屋のスペースを広く取れます。その結果、子育てや介護をするうえで十分なスペースが確保できるでしょう。

利点④:耐震性が高い

耐震性が高い点も、平屋の持つ利点の1つです。
一般的に、建物は背が高いほど地震で揺れやすくなります。そのため、2階建てや3階建てに比べて背の低い平屋は、地震に比較的強い家屋であるといえます。
たとえば大工産が建てる平屋では、建築基準法で定められた最高ランクである耐震等級3を実現しています。耐震等級3は、耐震等級1の1.5倍の強さを誇り、数百年に一度発生するレベルの大地震に遭っても倒壊しない水準です。
とはいえ、すべての平屋がこれほど高い耐震性を持っているとは限らないので、ハウスメーカー選びでは事前に詳細を確認するようにしましょう。

平屋の欠点?平屋が暑いと言われる理由

以上のように、平屋は利点の多い建物ですが、夏に暑い点がしばしば欠点として挙げられます。
ここでは、平屋が暑いと言われる主な2つの理由について、詳細を確認していきましょう。

屋根から日射熱が伝わりやすいから

平屋が暑いと言われる理由の1つは、屋根からの日射熱が伝わりやすい点にあります。
たとえば3階建ての家の場合、屋根の下に3階・2階・1階と空間が3つ続き、それらを床が隔てています。これらの空間や床が屋根からの日射熱を減退させるため、1階まで届くまでに暑さはある程度軽減されます。
一方で平屋の場合、屋根の下がすぐに生活スペースになるため、屋根を伝わってきた日射熱が、そのまま部屋の暑さに繋がります。このことから、同じ屋根を採用している場合、平屋は2階建てや3階建てに比べて、必然的に部屋が暑い状態になるのです。

風通しが悪くなりやすいから

平屋が暑いと言われる背景には、風通しが悪くなりやすいことも関係しています。
一般的に、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行く性質があります。そのため、家の中の暑気を逃がして冷たい風を取り込むには、低い場所と高い場所に窓を設置し、風の通り道をつくることが効果的です。これを重力換気と言います。
複数階建ての場合、1階に風の入り口となる窓を設置し、上階に出口となる窓を設置したうえで、その間を風が通る間取りにすれば、重力換気ができます。一方、平屋だと地上階しかないために十分な高低差を設定できず、結果的に家の中で重力換気をさせづらい傾向にあります。その結果、夏の暑い空気が停滞し、家の中が暑くなりやすいのです。

夏でも快適に過ごせる平屋づくりのポイント

平屋は暑いと言われやすいですが、工夫して家づくりをすれば、涼しく快適に過ごせる平屋を実現させられます。
ここでは、夏でも快適に過ごせる平屋づくりのポイントを5つ確認していきましょう。

ポイント①:断熱性能を高くする

暑い夏を快適に過ごす平屋づくりにおいて、断熱性能を高くすることは重要なポイントです。
特に重要なのは外断熱で、家の周囲をぐるりと囲むように断熱材を巻くことで、外の暑い空気をシャットアウトできます。また、床下部分にあたる基礎断熱の性能も高くすれば、地面から伝わる熱もカットできます。これは、冬場に足元が底冷えすることの予防にもなります。
なお、断熱性能を高めるうえでは、断熱材の使用に加え、建材を木の無垢材にするのも効果的です。無垢材は内部に空気を含むことで、自然の断熱効果を発揮します。また、調湿効果もあるので、夏場のジメジメした空気をサラッと快適にしてくれます。

ポイント②:熱が伝わりにくい屋根材を使う

暑い夏を快適に過ごすには、平屋の屋根材に熱が伝わりにくい素材を使うこともポイントです。
熱が伝わりにくい屋根材としては、粘土瓦やセメント瓦が有名です。一方、金属素材であるガルバリウム銅板は、日射熱を通しやすい屋根材ですが、その下に断熱材や遮熱シートを仕込めば、熱が室内に及ぶのをある程度予防できます。

ポイント③:窓の遮熱性能を高くする

平屋が暑い状態を避けるには、窓の断熱性能を高くすることもポイントになります。
一般的に、窓にはアルミサッシが使われることが多いですが、アルミは金属なので熱伝導率が高く、日射熱を室内に伝えて暑くしてしまいます。しかし、たとえばサッシの素材を樹脂に変えると、アルミに比べて格段に熱を伝えにくくなるので、室内の温度上昇を大きく軽減できます。

ポイント④:広い小屋裏空間を設ける

暑い夏でも快適に過ごせる平屋にするには、広い小屋裏空間を設けることも効果的です。
小屋裏空間とは、屋根の下に設けられたスペースのことで、屋根裏やロフトなどと呼ばれることもあります。小屋裏があると、屋根と部屋の間の緩衝材の役割を果たし、家の中が暑くなるのを防いでくれます。
小屋裏の遮熱効果は、空間が広ければ広いほど高まるので、天井スペースに余裕がある場合は、小屋裏を広く取ることをおすすめします。

ポイント⑤:風通しを意識して窓を設置する

平屋が暑い状態を回避するには、風通しを意識して窓を設置することもポイントです。
まず、夏の風は基本的に南から北に向けて吹きます。そのため、南側には風を取り込む窓を、そして北側にはその出口となる窓を設ければ、家の中を風が通り抜け、暑い空気を逃がしてくれます。
ただ、周辺に山や大きな建物などがある場合、風が東西方向に吹く場合もあります。実際の風の向きは地域によっても変わってくるので、設計で失敗することを防ぐには、地域特性を熟知したハウスメーカーに依頼することが大切です。

夏でも暑くない「大工産」の建てる平屋

夏でも暑くない平屋を建てたいのであれば、私たち「大工産」にお任せください。
大工産は兵庫県加古川市を拠点とし、年中快適に過ごせる「22℃の家。」をコンセプトに、快適な平屋を数多く手がけています。
ここでは、そんな大工産のこだわりについて、3つの観点からご紹介します。

オリジナルの外断熱工法

一般的に、家の断熱材にはグラスウールを使用することが多いですが、それだけでは夏の暑さは防げても、湿気までは防げません。グラスウールは水を吸うので、暑い夏に冷房を使うと逆転結露が発生し、平屋住宅に悪い影響を与えかねません。
その点、大工産では室温を一定に保つことに加え、湿度のコントロールもできる、オリジナルの外断熱工法を採用しています。これにより、逆転結露の発生を防ぎつつ、家の中が暑くなるのも避け、快適な温湿度を保ちます。

断熱性を高めるトリプルガラスの樹脂サッシ

大工産の建てる平屋では、断熱性を高めるトリプルガラスの樹脂サッシを採用しています。
大工産の採用する樹脂サッシは、一般的なアルミサッシの約3倍もの断熱性能を誇ります。また、窓ガラスからは常に日射熱が室内に降り注ぎますが、大工産が使うトリプルガラスは、一般的な単板ガラスより効率的に日射熱をカットします。それに加え、内部の冷気や暖気も外に逃がしづらくなるので、冷暖房効率が向上し、光熱費の削減にも繋がります。

計画的な24時間換気

大工産の建てる平屋では、計画的な24時間換気も行われます。
これにより、家の中の空気が常に循環し、家全体が快適な温湿度に維持されます。その結果、仮に1日中窓を閉め切っていたとしても、家の中の空気が清浄かつ快適な状態に保たれます。

大工産の建てる平屋を体感できるモデルハウスが新たに完成

大工産では、2024年5月末に展示場を改装し、新たに平屋モデルハウスが完成しました。

大工産の建てる平屋を体感できるモデルハウスが新たに完成

こちらのモデルハウスは、足に優しい無垢のフローリングや、クロスと無垢板の両使いで、無垢の良さを表現しています。
また、一般的にモデルハウスは実際の家よりも広く作られることが多いですが、こちらはLDKをはじめ、すべてがリアルサイズになっています。もちろん、先ほどご紹介したオリジナル外断熱工法やトリプルガラスの樹脂サッシ、24時間換気なども実際に体感いただけます。
兵庫県内で平屋の注文住宅を建てようか検討している方は、この機会にぜひ大工産のモデルハウスをご訪問ください。

>>大工産の平屋モデルハウスについて詳しくはこちら

大工産が手掛けた夏に暑くない平屋の施工事例

最後に、大工産がこれまでに手掛けた施工事例の中から、暑い夏でも快適に過ごせる平屋の事例を2つご紹介します。
これから平屋を建てようか検討している方は、ぜひ参考になさってください。

平屋の施工事例①

こちらは、洋風な外観がおしゃれな平屋の事例です。
事務所も兼ねた家なので、玄関にはカウンターが設置されています。また、ウエスタンドア付きのシューズクロークがあり、たくさんの靴を収められます。

アイランドキッチンを採用し、28帖の大きなLDKを見渡せる広々した間取りに仕上がっています。ステンドガラスの建具を使うなど、各場所にこだわりが詰まった、おしゃれな内装に仕上がっています。

平屋の施工事例②

こちらは、外観を落ち着いたグレーに統一している、シックでおしゃれな平屋の事例です。
家の中は家事が楽になる動線が意識され、アイランドキッチンや造作カウンターなど、各場所にこだわりが反映されています。

4LDKの間取りに加え、固定階段付きのロフトが設けられています。これにより、空間的余裕が増えるだけでなく、屋根からの日射熱をブロックする効果も得られます。
部屋とリビングの間には廊下をつくることで、プライベート空間を確保しています。その結果、メリハリの効いた過ごしやすい平屋が実現されています。

部屋とリビングの間には廊下をつくることで、プライベート空間を確保

まとめ

今回は、なぜ「平屋は暑い」と言われるかをテーマに、その理由や暑いのを防ぐポイント、具体的な施工事例などを詳しく確認してきました。
平屋は複数階建ての家に比べて、屋根からの日射熱を受けやすく、風通りが滞りやすいことから、しばしば「暑い」と言われがちです。しかし、ポイントを押さえて建てることで、暑い夏でも快適に過ごせる平屋を実現させられます。今回ご紹介したことを参考にして、「暑い」と言われない快適な平屋を手に入れましょう。

大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
兵庫県加古川市、稲美町、播磨町、姫路市、その他近隣市区町村で平屋の注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度ご覧ください。

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