兵庫県神戸市にお住まいで、新しく注文住宅を建てたいとお考えではないでしょうか。
一般的に、注文住宅はハウスメーカーに依頼して建てますが、神戸市ではたくさんのハウスメーカーが活動しているので、業者選びに悩む方も多くいらっしゃいます。
そこで今回の記事では、神戸市で注文住宅を建てる方に向けて、ハウスメーカーの選び方や、選ぶ際の注意点などについて、詳しく解説していきます。
これから神戸市でハウスメーカー選びをする予定の方は、ぜひ参考になさってください。
ハウスメーカーとは？
ハウスメーカーとは、住宅を建てることに特化した建設会社のことです。「家（house）を作る会社（maker）」の意味で、このように呼ばれています。
ひとくくりにハウスメーカーといっても、各業者で得意とするデザインや工法が異なり、建設費用の相場も変わってきます。そのため、理想の家づくりを実現させるためには、複数のハウスメーカーをしっかり見比べ、ニーズに合った業者を選定することが大切です。
ハウスメーカーと工務店の違い
ハウスメーカーと工務店は、どちらも住宅を建てる建設会社という点で共通していますが、その規模に違いがあります。
ハウスメーカーの場合は、大手の業者から小・中規模業者までを含みます。その一方、工務店は主に地元密着で経営する小規模の業者を指すことが多いです。また、ハウスメーカーは基本的に家の新築を手掛けることが多いのに対し、工務店はリフォームや増築などもおこないます。
とはいえ、広義では工務店もハウスメーカーに含まれるので、以後は「ハウスメーカー≒工務店」という想定で進めていきます。
神戸市でハウスメーカーを選ぶ前の事前準備
神戸市で理想のマイホームを実現させるには、ニーズに合うハウスメーカー選びが欠かせません。
ここでは、神戸市でハウスメーカーを選ぶ前にしておくべき事前準備について、順に詳しく確認していきましょう。
事前準備①：予算を決める
神戸市でハウスメーカー選びをする際は、事前に予算を決めておきましょう。
家づくりは、予算によって実現できることとできないことが明確になります。そのため、家づくりのためにしてきた貯金額や、住宅ローンの借入予定額などを含め、なるべく具体的な予算を設定しましょう。
なお、土地選びから始める場合は、家を建てる建設費に加え、土地取得費も念頭に置く必要があります。参考として、2022年度のフラット35利用者調査によると、神戸市を含む兵庫県での注文住宅の建設費は3,310万円、土地取得費は1,777万円となっています。
事前準備②：希望条件の優先順位を決める
家づくりの予算が決まったら、それに基づいて希望条件の優先順位を決めていきます。
たとえば、家の間取りはどうするか、外観や内装のデザインはどうするか、住宅性能をどの程度重視するかなどを、あらかじめ家族で話し合っておきましょう。
すべての希望条件を満たせるに越したことはないですが、実際は予算との兼ね合いから、削らなければならない条件も出てきます。その際、家族それぞれの希望を照らし合わせて、それぞれに優先順位を設けることで、家族全員にとって住み良い家づくりが実現します。
事前準備③：建てたい家のイメージを固める
希望条件が現実的にまとまったら、それをもとに建てたい家のイメージを固めていきます。
その際、ハウスメーカーのホームページにある施工事例や、カタログなどが参考になります。この時点で依頼するハウスメーカーはまだ決めなくて良いので、複数業者のホームページをチェックし、気になる業者のカタログを請求してみると良いでしょう。
施工事例やカタログを見てイメージが固まってきたら、モデルハウスや住宅展示場に足を運ぶのもおすすめです。家の雰囲気やデザインを実際に見たり触れたりすることで、家づくりのイメージをより強固にできるでしょう。
神戸市で注文住宅を建てるハウスメーカーの選び方
ここでは、神戸市で注文住宅を建てるハウスメーカーの選び方を確認していきます。
これから神戸市内でマイホームを建てたいと考えている方は、ぜひ参考になさってください。
選び方①：神戸市または兵庫県内に拠点があるか
神戸市で家づくりをするのであれば、神戸市または兵庫県内に拠点のあるハウスメーカーを選びましょう。
住みやすい家づくりは、地域によって変わります。極端な例を挙げると、温暖な気候の沖縄県と寒冷な北海道とでは、家づくりの基本から異なります。そのため、神戸市で家づくりをするのであれば、神戸市の気候風土を熟知している、地元に拠点のあるハウスメーカーが望ましいといえます。
兵庫県内に拠点のあるハウスメーカーであれば、家が完成した後に万一不具合などが出た際も相談しやすく、長く安心して暮らせるマイホームが実現するでしょう。
選び方②：予算と価格帯が合っているか
神戸市でハウスメーカーを探す際は、予算と価格帯が合っているかも必ず確認しましょう。
たとえば、全国規模で展開している大手ハウスメーカーの場合だと、広告費や下請け業者を介する中間マージンなどによって、施工費が高くなりやすいです。一方、地元密着で経営している小規模のハウスメーカーの場合は、過度な広告費をかける必要がありません。また、施工も自社でおこなうことが多いので、大手業者よりも低価格での工事が実現します。
気になるハウスメーカーをある程度絞り込んだら、3～5社から相見積もりを取り、予算に合った業者を絞り込んでいくようにしましょう。
選び方③：希望の工法・構造に対応しているか
神戸市でハウスメーカーを選ぶ際は、理想の工法・構造に対応しているかもチェックしましょう。
一般的に、注文住宅の工法・構造は大きく「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の3種類に分けられます。さらに、木造は木造軸組工法かツーバイフォー、鉄骨造は軽量鉄骨か重量鉄骨に分かれ、それぞれに特徴が異なります。
多くのハウスメーカーには、自社の得意とする工法・構造があり、それ以外の工法・構造には対応していないこともあります。そのため、あらかじめ希望する工法・構造が決まっている場合は、ハウスメーカーがそれに対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
選び方④：デザインが好みと合うか
神戸市でのハウスメーカーの選び方として、その業者が得意とするデザインが好みと合うかも重要です。
どのハウスメーカーも、おしゃれで住みやすい家づくりを目指していますが、そこには色々なデザインの方向性があります。代表例としては和モダンテイストやナチュラルテイスト、アメリカンテイストなどが挙げられますが、実際に感じる印象は更に様々です。
デザインの方向性が自分の理想と合っていないと、住んでからしっくり来ず、後悔してしまうことにも繋がりかねません。そのため、必ず施工事例やモデルハウスなどでハウスメーカーの建てる家のデザインを確認し、自分の好みと合うのか確認するようにしましょう。
選び方⑤：着工後の変更ができるか
神戸市でハウスメーカーを選ぶ際は、着工後の変更ができるかも確認しておくと良いでしょう。
たとえば、着工してから窓の位置を変えたくなったり、壁紙の色を別のものにしたくなったりしたとします。そのようなとき、ハウスメーカーによっては後からの変更ができない、または変更できても大幅な追加費用が発生することがあります。そのような事態に陥ってトラブルにならないよう、事前に着工後の変更の可否は確認しておくと安心です。
選び方⑥：担当者のヒアリング・提案力が高いか
神戸市でのハウスメーカーの選び方として、担当者のヒアリング・提案力が高いかの確認も重要でしょう。
担当者の対応は、そのハウスメーカーの対応力を計る鏡のようなものです。担当者から適切なヒアリングや提案がされる場合は、工事の品質にも安心できるでしょう。しかし、適切なヒアリングもせず、施主の言うことをただ飲み込むだけの担当者の場合、工事も流れ作業でおこなわれかねません。
そのため、住宅展示場やモデルハウスを訪れたり、相見積もりを取ったりした際、担当者となるべく多く質疑応答をし、その対応品質を確認するようにしましょう。
神戸市でのハウスメーカー選びの注意点
ここでは、神戸市でハウスメーカーを選ぶうえでの注意点を、3つ厳選してご紹介します。
着工してから後悔しないよう、ハウスメーカーを決める前に必ず確認しておきましょう。
注意点①：住宅展示場やモデルハウスだけで決めない
神戸市でハウスメーカーを選ぶ際は、住宅展示場やモデルハウスだけを見て決めないように注意しましょう。
住宅展示場やモデルハウスは、ハウスメーカーの技術力やデザイン力をPRするため、実際の家より広く作られていることが多いです。その結果、そこで見た間取りや設備を過信して契約すると、実際の仕上がりとのギャップで後悔しかねません。
そのため、住宅展示場やモデルハウスはあくまで参考程度として、実際の施工事例を見てから判断することをおすすめします。
注意点②：知名度だけで判断しない
神戸市で家づくりをする際、知名度だけでハウスメーカーを判断しないように注意しましょう。
テレビCMなどを打つ全国展開のハウスメーカーの方が、必然的に知名度は高くなります。しかし、先述の通り地域によって最適な家は異なるので、全国展開しているからといって、神戸市の家づくりに精通しているとは限りません。
そのため、神戸市の気候風土に合った住み良いマイホームを目指すのであれば、知名度ではなく、地元での施工実績の多さを重視すると良いでしょう。
注意点③：アフターサービスや保証の有無を確認する
神戸市でハウスメーカーを選ぶ際は、アフターサービスや保証の有無も必ず確認するようにしましょう。
新築の注文住宅では、10年間の瑕疵担保責任が義務付けられていますが、それ以降の対応はハウスメーカーによって異なります。また、ハウスメーカーによっては瑕疵がない場合でも、数年ごとにアフターメンテナンスを実施してくれる場合もあります。
そのため、長年安心して住み続けるために、どのようなアフターサービスや保証を設けているかを事前に確認し、サービスの手厚いハウスメーカーを選びましょう。
神戸市の地域情報
神戸市は兵庫県南部に位置し、南には瀬戸内海、北には六甲山が広がる自然豊かな都市です。兵庫県の県庁所在地であり、人口最多の市としても知られています。
JRに加えて阪神本線や阪急神戸線も利用でき、大阪方面へアクセスしやすくなっています。また、山陽本線も利用できるため、加古川や姫路方面への移動もしやすく便利な街です。
神戸市の地価平均の推移
神戸市の地価は、90年代はバブル景気の影響で大きく値上がりましたが、それ以降は落ち着き、ここ20年程は横ばいのトレンドで推移しています。
出典：株式会社Land Price Japan「土地代データ」
ただし、こちらは神戸市全体の地価を均して見たものなので、実際の地価は地域によって大きく異なります。そのため、神戸市でハウスメーカーに注文住宅を依頼する際は、希望するエリアの地価を詳しく確認するようにしましょう。
兵庫県のハウスメーカー「大工産」が手掛けた木の家の施工実例
ここからは、兵庫県のハウスメーカー「大工産」がこれまでに手掛けた、おしゃれな木の家の施工事例を2つご紹介します。
これから神戸市で家づくりをする方は、ぜひ参考になさってください。
おしゃれな木の家の施工実例①
こちらは、カルクウォールの白い塗り壁が青空に映える、明るい雰囲気の木の家です。
床と壁の建材には無垢材が使われ、家全体がナチュラルで暖かい雰囲気に仕上がっています。
LDKはダイナミックな吹き抜けになっていて、2階ホールと一体の開放的な空間が演出されています。
おしゃれな木の家の施工実例②
こちらは、ブルーの外壁が爽やかな印象の、おしゃれな木の家です。
LDKがプライベートな中庭をL字に囲む、特徴的な間取りになっています。中庭を囲って高めのフェンスを設けることで、子どもたちが安心して遊べるように工夫されています。
また、フェンスが目隠しの役割も果たすため、周囲からの視線を気にすることなく、バーベキューやプールなども楽しめます。
まとめ
今回は、神戸市で注文住宅を建てる方に向けて、ハウスメーカーの選び方について詳しく確認してきました。
神戸市の気候風土に合った住み良いマイホームを実現するには、地域密着のハウスメーカーに依頼するのがおすすめです。今回ご紹介したことを参考に、信頼できるハウスメーカーを選んで、理想の注文住宅を実現しましょう。
大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
兵庫県神戸市、加古川市、高砂市、稲美町、播磨町、姫路市、その他近隣市区町村で注文住宅をご検討中の方はぜひ一度ご覧ください。
