三木市で住居を建てようとお考えの方の中には、平屋を検討している方も少なくありません。しかし、平屋がどのような住宅で、どういったメリットやデメリットがあるのか等、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
平屋には台風・地震に強いなど多くのメリットがありますが、プライベートが確保しにくいなどのデメリットもあります。よって、平屋を検討する際は事前に注意すべき点を把握して対策を施すのが重要です。
今回は、平屋に関する概要・メリット・注意点などを中心に解説します。三木市で平屋住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
三木市の住環境
三木市は兵庫県南部に位置し、自然と歴史が調和した魅力的な都市です。市全体は概ね1万7千ヘクタール程度で三方を標高200mほどの山々に囲まれ、町の中心には美濃川が流れています。豊かな自然環境は四季折々の風景を楽しめて、生活を豊かにしてくれます。
また三木市は「金物のまち」として全国的に知られており、特に金属製品製造業が盛んです。神戸電鉄粟生線が市内を通っており交通の便も良く、神戸・大阪へのアクセスが良好で、山陽・中国縦貫自動車道などの高速道路が通っている為車での移動にも不便がありません。
三木市は子育て世代・若者世帯を応援しており、各種の支援制度が充実しています。自然環境・都市生活のバランスが取れた三木市は、新たな生活を始める方々にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
平屋を建てるメリット
平屋を建てるメリットとして、以下の4つが挙げられます。
- 台風・地震に強い
- バリアフリーにしやすい
- 間取りの自由度が高い
- 階段がなく生活が楽
台風・地震に強い
平屋は構造上、台風・地震に対する耐性が高いです。建物の高さが低いため風圧による影響を受けにくい特徴があり、台風などの風害に強い特徴があります。揺れに対しても重心が低いため、地震に強く安全性が高い住宅です。
平屋の場合は建物の重量が地面に均等に分散されるため、地盤への負荷が少なくなります。上記の特性により、平屋は自然災害に対する強さを持っています。
バリアフリーにしやすい
平屋のメリットとして、バリアフリー設計を実現しやすいことも挙げられます。階段がないため車椅子の利用者・高齢者でも移動が容易であり、生活の自由度が向上します。
また、部屋間の移動がスムーズで家事を行う際の負担が軽減される点も魅力です。上記の要素は長期的に見て住みやすさを向上させ、QOL(Quality of Life)を高める点につながります。
間取りの自由度が高い
間取りの自由度が高い点は平屋の大きな魅力の一つです。階段など2階建てで必要となるスペースが不要なため、居住面積を最大限に広く活用できます。
自分のライフスタイルに合わせた自由な間取りを設計しやすく、例えば、趣味のスペースを確保したり、家族が一緒に過ごせる広々としたリビングを設けたりするなどが可能です。
階段がなく生活が楽
平屋の生活では、階段がない利便性も大きな魅力となります。階段の昇り降りがないため日々の生活が楽になり、特に高齢者・小さな子どもがいる家庭にとっては安全面でも魅力的です。
また、家具の配置・模様替えも容易で生活スタイルの変化に柔軟に対応できます。上記の特徴から、平屋は快適な生活を実現しやすいです。
おしゃれな平屋新築注文住宅を建てるポイント
おしゃれな平屋新築注文住宅を建てるポイントとして、以下の4つが挙げられます。
- 中庭・天窓で光をうまく取り入れる
- 天井を高くして開放感を演出
- 屋根・外壁のデザイン・素材にこだわる
- ウッドデッキを設ける
中庭・天窓で光をうまく取り入れる
おしゃれな平屋の新築注文住宅を建てる際のポイントは、中庭・天窓を設けて自然光を効果的に取り入れる点です。中庭は自然とのつながりを感じられる空間を提供し、家の中心に緑を配置してリラクゼーション効果をもたらします。
天窓は天井から直接光を取り入れて部屋全体を明るくでき、開放感を生み出せる点が魅力です。中庭・天窓で光をうまく取り入れられれば、おしゃれなだけでなく住まいの快適さを向上させて生活の質を高められます。
天井を高くして開放感を演出
天井を高くすると部屋全体の開放感を演出し、より広々とした空間をつくり出す効果があります。高い天井は視覚的に部屋を大きく見せるだけでなく、空気の流れを良くして快適な室内環境の維持もサポートしてくれます。
また、天井の高さを活かして吹き抜け・ロフトなどの設計を取り入れるのも可能です。上記の工夫により、個性的で魅力的な住空間を実現できます。
屋根・外壁のデザイン・素材にこだわる
おしゃれな平屋を建てる際には、屋根・外壁のデザイン・素材選びにこだわるのが重要です。屋根・外壁は家の外観を大きく左右し、第一印象を決定づけます。素材選びによっても印象は大きく変わり、自然素材を用いれば自然と調和した風合いを出せます。
また、色・形状を工夫して個性的な外観を演出するのも可能です。屋根・外壁のデザイン・素材にこだわれば、家の個性を表現して住まいの魅力を高められます。
ウッドデッキを設ける
ウッドデッキを設ければ、屋外空間を有効活用して生活の質を向上させられます。ウッドデッキをリビング・ダイニングから直接アクセスできるように配置すると、室内・室外のつながりを生み出して開放感を演出できます。
また、ウッドデッキは家族・友人との団らんの場やリラクゼーション・趣味のスペースとして幅広い目的で利用できる点も魅力です。ウッドデッキは住まいの快適さを向上させ、生活の質を高められます。
平屋の新築価格相場
一般的に、新築平屋の坪単価は木造で40万~60万円が相場です。仮に30坪の平屋を建てるなら、1,200万円~1,800万円くらいが予算の目安となります。
しかし、平屋の価格は広さだけでなく設計プラン・建材費・設備費などによっても左右されます。例えば、複雑なデザインを発注・高品質な建材や設備を選んだ場合は相場より高くなる傾向があります。
また、土地の広さ・立地条件も平屋の新築費用に大きな影響を与えます。平屋は一般的に広い土地が必要となるため、土地の購入費用も考慮に入れなければなりません。
上記の要素を考慮に入れつつ、自分のライフスタイル・予算に合った家づくりを計画するのが重要です。工務店など専門家のアドバイスを活用し、理想の平屋を実現しましょう。
平屋を建てる際の注意点
平屋を建てる際の注意点として、以下の2つが挙げられます。
- 水害に対する対策が必要
- プライベートを確保する工夫が必須
水害に対する対策が必要
平屋を建てる際には、水害に対する対策が必要です。平屋は1階建てであるため、洪水・豪雨による浸水リスクが高まります。
土地選びの段階で洪水ハザードマップを確認し、浸水リスクの低い場所を選ぶのが重要です。建物自体の設計においても、浸水を防ぐために床を一定の高さに設定するなどの工夫が求められます。
排水設備の整備・雨水貯留施設の設置など、雨水対策も重要です。上記の対策により、水害リスクを最小限に抑えられます。
プライベートを確保する工夫が必須
平屋の住宅では周囲からの視線が気になるケースが多く、プライバシーを確保する工夫が必須となります。窓の位置・大きさを工夫したり、ブラインド・カーテンを設置したりして室内への視線を遮断するなどの対策が必要です。
外構に工夫を凝らすのも有効で、フェンス・生垣を設置すれば外からの視線を遮断できます。中庭を設ければ、外部から見えにくいプライベートな空間を確保するのも可能です。上記の工夫により、平屋でも快適なプライベート空間を実現することができます。
三木市の平屋新築注文住宅で利用できる補助金
三木市では、新築の平屋を建てる際に利用できる補助金がいくつかあります。例えば、結婚して新生活を始める夫婦を対象に、住居費(リフォーム費用含む)・引越費用の一部を補助する「結婚新生活支援事業」を実施しています。具体的な補助金額は、以下表の通りです。
基本補助は上限30万円です。夫婦ともに29歳以下の場合は上限60万円、中古住宅を購入した場合は上限80万円となります。
上記のような補助金を活用すれば、新築の平屋を建てる際の負担を軽減可能です。ただし、補助金の申請には一定の条件があるため、詳細は三木市の公式ウェブサイトで確認してください。
兵庫県の新築注文住宅施工事例
兵庫県の新築注文住宅施工事例として、以下の5つを紹介します。
- ロフトのある2階リビングのお家
- 木の温もりに包まれた和モダンなお家
- 木の温もりと高性能が魅力のお家
- 木の温もりに抱かれ、子どもがのびのびと育つお家
- 子どもたちの安全を最優先に考え尽くしたお家
ロフトのある2階リビングのお家
奥行きのある細長い敷地でも窓の配置に考慮し、プライバシーを守りながら明るさを確保している点が特徴の住宅です。階段がリビング・ダイニングキッチンを緩やかに仕切っているものの、視線が抜けてどこにいても子どもたちに目が届く空間に仕上がっています。
寝室・ウォークインクロゼット・洗面脱衣室へと続く廊下には壁面収納(可動棚)を設けており、利便性・家事動線が考え尽くされた空間となっています。
木の温もりに包まれた和モダンなお家
外観を2色で仕上げてポーチ部分には格子をあしらうなど、おしゃれな雰囲気を演出した住宅です。
和の落ち着きを求め、ゆったりとした和室を設置しています。LDKとフラットにつなぎ、キッチンからも視線が届くため子どもの遊び場・お昼寝のスペースにも最適です。
木の温もりと高性能が魅力のお家
カルクウォールの白い塗り壁が青空に映え、明るい雰囲気が漂う外観に仕上がった住宅です。
無垢材の床と壁・造作キッチンカウンターにダイニングテーブルなど、すべてが調和して美しい空間を演出しています。ダイナミックな吹き抜けを採用し、2階ホールと一体の開放的な空間を実現している点も特徴です。
木の温もりに抱かれ、子どもがのびのびと育つお家
白の外観を基調にオレンジ色をアクセントとして加え、おしゃれな雰囲気を演出しています。
洗面室を広くして洗濯・物干しスペースにするとともに、洗面室からウォークスルーのファミリークロゼットへと直結した構造に設計しています。洗う・乾かす・しまうという一連の家事動線を集約した居住空間です。
子どもたちの安全を最優先に考え尽くしたお家
青をベースに落ち着いた雰囲気を醸し出す住宅です。
キッチンは既製品を使いつつ、高めのカウンターを造作しています。
木製ストリップ階段は光・視線を遮らず、ハンモック・ブランコを吊るして楽しめるのが魅力です。
平屋に関するよくある質問
平屋に関するよくある質問として、以下の2つが挙げられます。
- 平屋をローコストに抑えるには?
- 平屋の間取りはどれくらいがおすすめ?一人暮らし・老後の成功例も
平屋をローコストに抑えるには?
平屋をローコストに抑えるためには、いくつかのポイントがあります。まず、理想の住まいに必要なデザイン・間取りを明確にするのが重要です。理想の住まいに必要な間取り・デザインだけに絞れれば、コストを抑えて平屋住宅を建築できます。
また、できるだけ住居内に間仕切りを作らないのもコストを抑えるポイントです。間仕切りの材料・施工費用を最低限で済ませられます。
平屋の間取りはどれくらいがおすすめ?一人暮らし・老後の成功例も
平屋の間取りについては、間取りアイデア・暮らしやすくするためのポイントなど理想の家づくりに必要な知識を網羅するのが重要です。
一人暮らしの場合、20坪程度の平屋住宅が参考になります。柱・梁が目立たない構造にしてシンプルかつ開放的な間取りを実現するのもおすすめです。
老後の生活を考えた場合は、30坪程度の広さがあれば問題ありません。LDKを広く確保する間取りに設計すれば、他の部屋との隣接部分が増えて生活動線もまとめられるため便利です。平屋の間取りに関して分からない場合は、工務店に相談しましょう。
まとめ
三木市は、自然豊かな環境と利便性を両立した魅力的な住環境です。平屋は自然災害に強く、バリアフリーにしやすいなどのメリットがあります。一方で、水害対策が必要など注意点もあるため事前の対策を徹底しておきましょう。
また、三木市では新築の平屋を建てる際に利用できる補助金もあります。補助金も活用しながら、三木市で理想の平屋を実現しましょう。
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