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自然素材を使った平屋づくり!その魅力や施工事例をご紹介

2024.09.24

自然素材を使った平屋づくり!その魅力や施工事例をご紹介

化学物質を使用せず、体に優しい天然素材をふんだんに使ってつくられた自然素材の家。
せっかく平屋を建てるのであれば、家族全員が健康で快適に過ごせる家が良いと考える方も多いでしょう。そのようなイメージで家づくりをする方におすすめなのが、「自然素材を使った平屋」です。
しかし、自然素材を使った平屋といっても、どんな種類があり、何に注意して建てれば良いか分からず、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、自然素材の平屋で使われる素材の種類や、自然素材の平屋の魅力、建てる際の注意点について詳しく解説します。
また、記事の最後では、自然素材を使った平屋の施工事例もご紹介するので、自然素材での家づくりを検討している方は、ぜひ参考になさってください。

自然素材の家とは?

自然素材の家とは、自然由来の天然素材を建材に使用し、化学物質をなるべく使わずに建てられている家です。具体的な自然素材としては、無垢材を代表とする木材や珪藻土、漆喰、天然リノリウムなどが挙げられます。
家の建材に化学物質が使われていると、シックハウス症候群の原因になるなど、住む人の健康に少なからず影響を与えることがあります。一方、木材などの自然素材は、人体に害を与えないため、より安心安全な暮らしを送れます。
なお、「自然素材の家」と銘打っているからといって、100%自然素材しか使われていないわけではなく、一部に化学物質が使われているケースもあります。自然素材がどれくらいの割合使われているかは、ハウスメーカーによって異なるため、施工を依頼する際は詳細を確認するようにしましょう。

自然素材の家とは?

平屋とは?

平屋とは、2階以上の階層がなく、地上階だけで構成されている家です。
もともと日本の住宅は平屋が多かったものの、建築技術の向上などを背景に、2階建てや3階建ての家、そして高層階層のマンションなどが増加しました。しかし近年では、コンパクトで快適な暮らしができることなどから、平屋の人気が高まってきています。
自然素材の家と平屋は、どちらも住人にとって安心安全な暮らしが実現できる点で、高い親和性があります。そのため、最近ではマイホームの選択肢として、自然素材を使った平屋を検討する方が増えているのです。

自然素材の平屋でよく使われる素材の種類

自然素材の平屋で使われる素材としては、以下の4種類が代表的です。

  • 無垢材
  • 珪藻土
  • 漆喰
  • 天然リノリウム

それぞれの素材の特徴について、順に詳しく確認していきましょう。

自然素材の平屋でよく使われる素材の種類

無垢材

無垢材とは、丸太から切り出して加工をせずに使われる木材です。余計な加工が施されていないため、天然木本来の風合いや肌触りが楽しめ、床材や壁材などとして人気があります。
無垢材には、自然の調温・調湿効果があるため、家の建材として使用すると、1年を通して部屋を快適な状態に維持できます。
なお、ひとくくりに無垢材といっても、スギやヒノキ、パイン材など、元となる木の種類によって特性が異なります。そのため、ニーズに合った快適な自然素材の平屋を建てるうえでは、無垢材に精通しているハウスメーカーに依頼することが重要です。

珪藻土

珪藻土とは、藻類の一種である珪藻が海底に沈み、長い時間をかけて化石化したものです。自然素材の家では、主に壁材や床材として使われます。
珪藻土はもともと生物であるため、内部に多数の穴が空いています。そこから空気や水が出入りすることで、自然の調湿性や断熱性を発揮します。

漆喰

漆喰とは、水酸化カルシウムを主原料とする建材で、別名「石灰」とも呼ばれています。
漆喰は、サンゴ礁や海藻などから作られる自然素材であり、耐久性や耐火性が高く、調湿性にも優れているため、主に自然素材の平屋の塗り壁として使われています。
漆喰は、職人の塗り方次第で独特な模様を描き出すことも可能で、自然素材ならではのナチュラルな雰囲気を演出できます。

天然リノリウム

天然リノリウムとは、亜麻仁油(アマニ油)や松やに、石灰岩、木粉、コルク粉、天然色素などの天然素材を原料とする建材です。
天然リノリウムは、自然素材の中でも特に耐久性が高く、主に床材として使用されます。抗菌・抗ウイルス効果も得られるため、自然素材の平屋にはもちろん、学校や病院などの公共施設でも度々使われます。

自然素材を使った平屋の魅力

自然素材を使った平屋には、多くの魅力があります。
ここでは、自然素材を使った平屋の代表的な7つの魅力について、詳細を確認していきましょう。

自然素材を使った平屋の魅力

魅力①:1年中快適に過ごせる

自然素材を使った平屋の1つ目の魅力は、1年中快適に過ごせる点です。
無垢材を代表とする自然素材には、自然の調温・調湿効果があります。そのため、過度に空調を使用しなくても、自然素材が室内を快適な温度・湿度に保ってくれます。
もちろん、暑い夏や寒い冬は、自然素材の持つ効果だけでは十分とはいえません。しかし、全館空調などと上手く組み合わせれば、加湿器や除湿剤など追加の家電を使わなくても、1年を通して快適な環境に整えられるでしょう。

魅力②:耐久性・耐火性に優れている

自然素材を使った平屋の2つ目の魅力は、耐久性・耐火性に優れている点です。
たとえば珪藻土や漆喰などの自然素材は、火にさらされても燃えにくいため、火事になった際も家族が避難するまで形を保ってくれ、隣家への延焼も防いでくれます。
また、無垢材などの自然素材は、経年によって表情は変わるものの、化学物質より高い耐久性を持っています。そのため、長く住めば住むほど、ランニングコストを安く抑えつつ、快適な暮らしを実現できるといえるでしょう。

魅力③:家族の身体に優しい

自然素材を使った平屋の3つ目の魅力は、家族の身体に優しい点です。
自然素材を主に使用している家では、化学物質が最小限に抑えられているため、人体に害のある物質が発生しにくくなっています。そのため、化学物質によってアレルギー反応が出たり、アトピー性皮膚炎を持っていたりする方にとっては、自然素材の平屋は恩恵が大きいといえるでしょう。
なお、自然素材が健康に優しいのは、人間だけでなくペットの場合も同様です。ペットは床や壁などを舐めることも多いため、無垢材や漆喰などの自然素材を使っていれば、人もペットも安心して暮らせるでしょう。

魅力④:素材の経年変化を楽しめる

自然素材を使った平屋の4つ目の魅力は、素材の経年変化を楽しめる点です。
特に無加工の木材を使う無垢材は、使うほどに色や風合い、手触りなどが変化していきます。最初は真新しい印象だった自然素材の家も、長年暮らし続ければ家族とともに年を取り、オリジナルな空間へと育っていくでしょう。
自然素材の経変変化は、慣れない方にとっては劣化に映ることもあります。しかし、経年によって耐久性などが落ちるわけではないため、見た目の変化をポジティブに捉えていくことをおすすめします。

魅力④:素材の経年変化を楽しめる

魅力⑤:生活動線がシンプルになる

自然素材を使った平屋の5つ目の魅力は、生活動線がシンプルになる点です。
2階建てや3階建ての家の場合、生活や家事をする際に階段の昇り降りが必要になり、動線が長くなります。
一方、自然素材の平屋は全てのフロアが地上にあるため、階段の昇り降りをする必要がありません。そのため、生活動線が短くシンプルになり、快適な暮らしが実現します。

魅力⑥:バリアフリー住宅にしやすい

自然素材を使った平屋の6つ目の魅力は、バリアフリー住宅にしやすい点です。
前述の通り、自然素材の平屋では、別途ロフトなどを設けない限り階段が必要ありません。それに加えて、玄関や部屋の出入り口の段差をなくしたり、通路の幅を広くしたりすれば、子どもから高齢者まで暮らしやすいバリアフリー環境が実現します。
バリアフリー住宅は、自分たちが年を取ってからも安心なので、生涯を過ごす終の棲家としても、自然素材の平屋はおすすめの選択肢だといえます。

魅力⑦:家族が自然と集まりやすい

自然素材を使った平屋の7つ目の魅力は、家族が自然と集まりやすい点です。
複数階建ての家だと、家族の個室が別々の階にあるなどの理由から、せっかく同じ家に住んでいるのに、家族同士がなかなか顔を合わせないことがあります。
その点、自然素材の平屋では、全ての部屋が地上階にあり、家族それぞれの気配を自然に感じられます。また、動線上にリビングを配置すれば、家族が自然とそこに集まりやすくなり、コミュニケーションが活性化するでしょう。

自然素材を使った平屋での注意点

自然素材を使った平屋には、建てる際に注意すべきポイントもあります。
ここでは、特に覚えておきたい4つの注意点について、詳細を確認していきましょう。

自然素材を使った平屋での注意点

注意点①:建築費用が高くなりやすい

自然素材を使った平屋は、建築費用が高くなりやすい点に注意が必要です。
そもそも平屋は、2階建てや3階建ての家に比べて、基礎部分や屋根の面積が増すことから、坪単価が割高になる傾向があります。
また、天然素材は化学物質に比べて高価なものが多いため、自然素材にこだわることでコストがかさむことが考えられます。
しかし、自然素材の家は耐久性・耐火性が高いため、ランニングコストはそれほど高くありません。また、化学物質の家に比べて家族の健康も確保できるので、初期費用は高くても、長い目で見れば恩恵が大きいといえるでしょう。

注意点②:壁や床に傷が付きやすい

自然素材を使った平屋は、壁や床に傷が付きやすい点にも注意しましょう。
たとえば、自然素材の平屋でよく使われる無垢材は、無加工の木材を使っているため、比較的簡単に傷が付きます。
自然素材を使っている限り、傷は避けて通れません。しかし、付いたばかりの傷は気になるかもしれませんが、それが積み重なれば、他の家とは違うオリジナルの表情に変わります。これを劣化と考えずに味わいと捉えれば、かえって魅力に感じられるでしょう。

注意点③:ひび割れや変形が生じる可能性がある

自然素材を使った平屋は、ひび割れや変形が生じる可能性がある点にも注意が必要です。
無垢材や珪藻土といった自然素材は、内部にある微細な穴で空気を出し入れし、日々形を変えています。その結果、形が元の設計と合わなくなったときに、ひび割れや変形として表面化してしまうのです。
しかし、自然素材のひび割れや変形は、あらかじめ想定したうえで家づくりをすることで、ある程度避けられます。そのため、自然素材の平屋を建てる際は、熟練した知見や技術を持つハウスメーカーに依頼することをおすすめします。

注意点④:適切なメンテナンスをする必要がある

自然素材を使った平屋は、適切なメンテナンスをする必要がある点にも注意しましょう。
たとえば、珪藻土や漆喰といった自然素材は、家の中にある余分な湿気や臭いなどを吸収してくれます。しかし、だからといって放置していれば、徐々に湿気や臭いに含まれる汚れが蓄積して、調湿効果が弱まってしまいます。
そのため、自然素材を使った平屋では、定期的に掃除をしたり、ハウスメーカーによる点検を受けたりなど、適切なメンテナンスが欠かせません。
ただ、定期的なメンテナンスさえ欠かさなければ、自然素材を使った平屋は、化学物質の家と同等かそれ以上に長持ちしてくれます。

自然素材を使った平屋の施工事例

最後に、兵庫県のハウスメーカー「大工産」が手掛けた、自然素材を使った平屋の施工事例を2つご紹介します。
これから自然素材を使った平屋を建てようか検討している方は、ぜひ参考になさってください。

自然素材を使った平屋①

シックでおしゃれな外観の自然素材を使った平屋

こちらは、シックでおしゃれな外観の、自然素材を使った平屋です。
4LDKの平屋空間には、小屋裏を利用してロフトが設けられています。これにより、空間的余裕を確保するとともに、屋根からの日射熱を抑え、快適な室温が維持できます。

4LDKの平屋空間には小屋裏を利用したロフト

部屋とリビングの間にコンパクトな廊下を設けることで、プライベート空間が確保されています。
床や壁面に贅沢に無垢材が使われているため、まるで森の中にいるかのような、リラックスした時間を過ごせます。

自然素材を使った平屋②

明るい色合いの外観が特徴的な自然素材を使った平屋

こちらは、明るい色合いの外観が特徴的な、自然素材を使った平屋です。
玄関を入ると、無垢材でつくられたウエスタンドアがあり、その奥には大容量のシューズクロークが広がります。

建材には無垢材を多く採用

建材には無垢材を多く採用しているものの、要所にステンドガラスを使用することで、モダンでおしゃれな雰囲気に仕上げています。
キッチンはアイランドスタイルにしているため、料理をしている間も家族の様子が確認でき、おしゃれかつ暮らしやすい平屋に仕上がっています。

まとめ

今回は、自然素材を使った平屋をテーマに、その魅力や建てる際の注意点、実際の施工事例などを詳しく確認してきました。
自然素材を使った平屋は、耐久性や耐火性が高く、自然の調温・調湿効果で1年中快適な暮らしを送れるなど、多くの魅力を持っています。
注意点として、壁や床に傷が付きやすかったり、ひび割れや変形が生じやすかったりする点が挙げられますが、適切なメンテナンスをすることで対処が可能です。
自然素材の平屋は、住んでいる人とともに年を重ね、年々味わいを増していきます。今回ご紹介したことを参考にして、自然素材を使った平屋を建て、快適で満足度の高い暮らしを実現させましょう。

大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
兵庫県加古川市、神戸市、稲美町、播磨町、姫路市、その他近隣市区町村で平屋の注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度ご覧ください。

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