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老後も暮らしやすい平屋とは?間取りや設備について詳しく解説

2024.07.29

お子様が独立し、お仕事も定年を迎えられ、これからはゆったりした時間を家で快適に過ごしたいと考える方も多いのではないでしょうか。

終の棲家としてマイホームを建てる場合、老後の暮らしやすさはとても重要です。若いうちは気にならなくても、老後は段差や動線などが気になり、生活しにくいと感じる可能性があります。

老後の暮らしやすさを重視するなら、平屋での家づくりがおすすめです。

この記事では、老後も暮らしやすい平屋の間取りや設備について、詳しく解説していきます。また、平屋のメリットやデメリット、建てる際のポイントもご紹介します。

これから老後も想定して家づくりをする方は、ぜひ参考になさってください。

老後も暮らしやすい平屋とは?

平屋とは、1階建ての家屋を意味します。

日本では古くから平屋の住宅が多かったものの、近代では同じ敷地面積で多くの住空間を確保できることから、2階建て・3階建ての住宅が優勢となりました。しかし、核家族化が進んだことで、1つの家屋に住む家族人数が少なくなり、さまざまな点で利便性が高いことから、近年は平屋が再注目されています。

とくに老後に夫婦で暮らしたり1人暮らししたりする方にとって、2階建てや3階建てほどの広さは必要なく、持て余す可能性もあります。その結果、老後を見据えて平屋で注文住宅を建てる方が増えているのです。

老後に向けて平屋を建てるにはいくらお金がかかる?

老後に向けて平屋を建てるにあたって、どれくらいお金がかかるか気になる方も多いでしょう。

一般的に、平屋の坪単価の目安は60~80万円程度とされています。たとえば、コンパクトな20坪の平屋なら900~1200万円、余裕のある広さである30坪の平屋なら1800~2400万円ほどになります。ただし、施工業者や使う建材の種類・グレードによって、実際の金額は変わってくるので、あくまで目安としてお考えください。

なお、天然素材にこだわって木の家を建てる大工産の場合、坪単価67万円が平均的な金額となります。(2023.07時点)

仕様や面積によって幅がありますので、予算感からお気軽にご相談ください。

老後(シニア夫婦2人)に暮らしやすい平屋の坪数・間取り

老後、シニア夫婦2人で暮らす想定で平屋を建てるのであれば、坪数は15~30坪を選ぶと良いでしょう。広さに迷った場合は、20坪程度で建てるのがおすすめです。平米に換算すると、15坪は約50㎡、20坪は66㎡、そして30坪は約99㎡になります。

以下では、15坪・20坪・30坪それぞれの間取りについて、順に確認していきましょう。

老後の平屋15坪の間取り(維持が楽な小さな家)

老後に夫婦2人でコンパクトに生活を送りたいのであれば、15坪の平屋が適しているでしょう。15坪であれば、1LDK~2LDKの間取りが確保でき、不必要に広くないので、掃除や維持が楽になります。

また、家全体がコンパクトで部屋数も多くないため、光熱費がそれほどかからない点もメリットでしょう。

老後の平屋20坪の間取り(来客にも対応可能)

老後に向けた平屋づくりの際、20坪あれば比較的余裕のある間取りにでき、不意な来客にも対応できます。また、収納をしっかり設けられるので、趣味などで荷物が多い場合にも安心でしょう。

それに加え、部屋の数を増やすことも可能なので、夫婦で寝室を分けたり、書斎を設けたりしたい場合もおすすめです。

老後の平屋30坪の間取り(収納が多くゆとりのある家)

30坪の広さで平屋をつくれば、老後にゆったりと余裕をもって生活できます。30坪あると、3LDK以上の間取りも実現できます。そのため、子や孫が来た際にも手狭にならず、ゆったりと家族団らんを楽しめるでしょう。

また、30坪あると収納にも十分なスペースを確保できます。たとえば、蔵書量が多くて本棚を複数台置きたい、洋服が多くてウォークインクローゼットを設置したいなどのニーズがある場合も、30坪あれば安心です。

老後に向けて平屋を建てるメリット

老後に向けて家づくりをするにあたって、平屋を建てることには多くのメリットがあります。

ここでは、代表的な4つのメリットについて、詳細を確認していきましょう。

メリット①:階段を使わなくて済む

老後に向けて平屋を建てるメリットとして、まず階段を使わなくて済む点が挙げられます。

階段の昇降は、若い間は問題ないですが、加齢によりだんだんと苦痛に感じる方が多いです。また、足腰が弱った状態で階段を使うと、転倒して怪我をするリスクが生じます。

その点、平屋は1階建てなので、階段で移動する必要がありません。また、上がり框や部屋の敷居などのちょっとした段差も、バリアフリー設計でフラットにしてしまえば、段差と無縁な生活が送れるでしょう。

メリット②:家の掃除がしやすい

老後に向けて平屋を建てると、家の掃除がしやすい点も大きなメリットになります。

家の掃除は、家の階層が多いほど、そして部屋の数が多いほど大変になります。その点、平屋は前述の通り上階がないので、労力を大きくカットできます。また、部屋の数も必要最小限に抑えられているので、掃除の時間を大きく短縮できるでしょう。

メリット③:夫婦2人でちょうど良い距離感を保てる

平屋は、老後に夫婦2人でちょうど良い距離感を保てる点にもメリットがあります。

2階建て以上の家だと、夫婦それぞれが自室にこもるなどして、めったに顔を合わせなくなるケースも少なくありません。しかし、平屋なら全部屋が同じ階にあるので、仮に部屋にこもっていたとしても、お互いの気配が感じられやすくなります。そのため、子どもが巣立ったり、自身が仕事をリタイヤしたりして、夫婦2人の時間が急に増えた後も、ほどよい距離感で生活していけるでしょう。

メリット④:ランニングコストを抑えられる

老後に向けて平屋で家づくりをすると、ランニングコストを抑えられるメリットも得られます。

まず、平屋は複数階建ての家に比べて部屋数が少ないため、光熱費が安くなりやすいです。とくに、平屋は冷暖房の効率が良いので、真夏や真冬の光熱費に大きな差が出るでしょう。

続いて、平屋はメンテナンスコストも比較的安くなります。たとえば、外壁や屋根が老朽化して修繕が必要な場合、複数階建てだと高い足場を組む必要がありますが、平屋では梯子で済むことが多いです。その結果、修繕工事にかかる費用が大きく抑えられます。

老後も快適な平屋にするため注意したいデメリット

老後を想定して平屋を建てる際、いくつかデメリットもあります。しかし、デメリットの大半は、事前に注意していれば防げるものです。

ここでは、とくに注意したい2種類のデメリットについて、詳細を確認していきましょう。

デメリット①:立地条件によって採光・通風に工夫が必要

老後に向けた平屋づくりにおいて、立地条件によっては採光・通風に工夫が必要な点に気を付けましょう。

たとえば、平屋で延床面積を大きくすると、中央部分に日が当たらずに部屋が暗くなりやすいです。また、周囲に自宅より高い建物がある場合、風が通りにくく、日も当たりにくくなるので、湿気やカビが発生しやすくなります。

ただ、このデメリットは施工時に工夫を施せば十分に回避可能です。具体的には、窓の位置に工夫したり、家をコの字やロの字にして中庭を設けたりするなどの工夫が挙げられます。

どのような工夫が適切かは、実際の立地条件によって変わってきます。そのため、臨機応変な対応をしてもらえるよう、平屋の施工実績が多い業者に依頼すると良いでしょう。

デメリット②:防犯性に注意が必要

老後を想定して平屋を建てる場合、空き巣などの被害に遭わないため、防犯性に注意しましょう。

一戸建て住宅は、マンションなどの共同住宅に比べて空き巣が侵入しやすいです。とくに、平屋は住人の不在が分かりやすいため、ターゲットにされやすくなります。

そのため、たとえば大通り沿いに大きな窓を設けない、庭や家の周囲に目隠し用のフェンスを付けるなど、施工時に十分な工夫をすることが大切です。

終の棲家として平屋を建てる際の間取り・設備のポイント

老後も暮らす終の棲家として平屋を建てる場合、間取り・設備にも気を配る必要があります。

ここでは、間取り・設備を決める際の具体的なポイントを4つご紹介します。これから平屋を建てる予定のある方は、ぜひ参考になさってください。

ポイント①:動線をコンパクトにする

老後も暮らしやすい平屋を建てるには、動線をコンパクトにすることがポイントになります。

動線とは、生活や家事をするうえで移動しなければならない経路です。動線が短くなれば、それだけ日々の移動に伴う労力が減り、暮らしやすくなります。

平屋全体の動線をコンパクトにまとめるうえでは、廊下をなるべく減らすことが重要です。廊下に割く分のスペースを各部屋にまわせば、動線が短くなることに加え、部屋を広々使えるようになります。

また、1つ1つの部屋の配置もしっかり検討しましょう。たとえば、寝室とトイレの距離を近くすれば、就寝中に起きてトイレに行くのが楽になり、老後も安心です。

ポイント②:収納計画をしっかり立てる

老後も見据えた平屋づくりでは、収納計画をしっかり立てることも重要なポイントです。

平屋は、2階建てや3階建てに比べて建築面積が狭いので、その分収納スペースも少なくなります。そのため、意識的に収納計画を立てないと、荷物が収まらずに生活空間を圧迫しかねません。

平屋の場合、収納を細かく設けるのも良いですが、たくさんの物が収められるよう、大容量の収納を用意するのもおすすめです。たとえば夫婦2人の洋服が収められるファミリークローゼットや、日用品を収められるパントリーなどを設置すれば、収納に不自由しない暮らしを送れるでしょう。

ポイント③:車椅子での生活を意識する

老後を想定した平屋づくりでは、車椅子での生活を意識することもポイントです。

歳を重ねて足腰が弱くなると、自力での歩行が難しくなり、家でも車椅子を使う可能性が出てきます。その際、バリアフリー設計されていない平屋だと、家の中を車椅子で移動しづらく、日常生活にストレスが生じます。

そのため、たとえば家の中の段差を極力減らしたり、玄関にスロープを設けたりといった、将来的な車椅子生活を踏まえた家づくりが重要です。

ポイント④:介護・介助のしやすさを考える

老後に向けて平屋を建てる際は、介護・介助のしやすさを考えて間取りを検討することもポイントになります。

介護や介助をするためには、する人とされる人が入っても窮屈にならないよう、広めの空間が必要になります。そのため、とくに手狭になりやすいトイレや浴室などは、できるだけスペースを広くすると良いでしょう。また、ある程度は自分の力で移動ができるよう、各部に手すりを設置するのも効果的です。

老後のために平屋を建てるなら「大工産」での家づくりがおすすめ

老後のために平屋を建てるなら、私たち「大工産」にぜひお任せください。

大工産は、兵庫県加古川市を拠点とし、これまで数多くの平屋を手掛けてきました。年中足元が快適な「22℃の家」をコンセプトとして、老後も暮らしやすい間取り・設備をご提案させていただきます。

2024年5月末に大工産の展示場を改装し、平屋モデルハウスが新たに完成

2024年5月末に大工産の展示場を改装し、平屋モデルハウスが新たに完成しました。

こちらのモデルハウスは、足に優しい無垢のフローリングや、クロスと無垢板の両使いで、無垢の良さを表現しています。

また、一般的にモデルハウスは実際の家よりも広く作られることが多いですが、こちらはLDKをはじめ、すべてがリアルサイズになっているため、実際の暮らしがイメージしやすくなっております。

老後に向けた平屋づくりを検討している方は、この機会にぜひ大工産のモデルハウスをご訪問ください。

>>大工産の平屋モデルハウスについて詳しくはこちら

まとめ

今回は、老後も暮らしやすい平屋をテーマに、具体的な坪数・間取りやメリット・デメリット、建てる際のポイントなどについて、詳しく確認してきました。

平屋は階段での移動がないため、老後も安心して暮らせます。しかし、身体が不自由になった状態を想定して建てないと、老後に車椅子で移動しにくくなったり、介護・介助がしにくくなったりするため注意が必要です。もしご自身で間取りを考えるのが不安な場合は、実績豊富なハウスメーカーや工務店に相談すると良いでしょう。

今回ご紹介したことを参考にして、老後も安心して暮らせる、理想的な平屋を実現させましょう。

大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。

兵庫県加古川市、稲美町、播磨町、姫路市、その他近隣市区町村で平屋の注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度ご覧ください。

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