加古川市に既にお住まいの方やこれからお引越しをされる方で、木の家に住みたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
おしゃれで快適な暮らしができる木の家は人気があり、とてもおすすめです。しかし、初めての家づくりで「木の家の建築設をどこに依頼しようか」「木の家に住むうえで何に気をつければいいのか」などが心配な方も多いのではないでしょうか。
この記事では、加古川市でおしゃれな木の家を建てたい方向けに、木の家の基本から建築できる業者の選択肢、木の家で暮らすメリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
記事の後半では、加古川市の特徴や実際の施工実例もご紹介するので、これから加古川市で木の家を建てる方は、ぜひ参考にしてください。
木の家とは?
木の家とは、天然の木材を使って建てられた家のことです。
家の建材としては鉄やコンクリートなどが有名ですが、木は昔から使われている伝統的な建材であり、熱伝導率が低く吸湿性に優れているなど、多くのメリットがあります。
そのため、木の家にして断熱や気密のしっかりした構造にすることで、1年中快適な暮らしをおくれるでしょう。
近年、木という自然素材の良さが再評価されており、木の家を建てる方が増えてきています。
木の家に使われる木材の種類・特徴
ひとくちに木の家といっても、そこで使われる木材の種類は多岐にわたります。木の種類によって特徴や向き不向きが異なるので、より快適な木の家を実現するためには、用途に合わせた木材を選ぶ必要があります。
ここでは、木の家でよく使われる代表的な木材の種類と特徴を、表で確認しておきましょう。
木材の種類 | 特徴 |
ヒノキ | 耐久性に優れ、香りがよい。 |
スギ | 柔らかいため、加工しやすい。 |
ケヤキ | 強度が高く、シロアリに強い。 |
ヒバ | 耐久性・耐水性に優れ、香りがよい。 |
ウォルナット | 衝撃に強く、美しいツヤがある。 |
ブナ | 強度が高く、木目がきめ細かい。 |
後悔のない木の家を建てるための選択肢
木の家を建てる際、依頼する先の選択肢としては「ハウスメーカー」「設計事務所」「工務店」の3種類が一般的です。
それぞれの選択肢によってメリット・デメリットが異なるので、木の家の完成後に後悔が生まれないよう、業者選びには慎重になる必要があります。
ここでは、3種類の選択肢それぞれの詳細について、詳しく確認していきましょう。
選択肢①:ハウスメーカーに依頼
木の家を建てるにあたって、多くの人がまず候補に挙げるのがハウスメーカーでしょう。
大手のハウスメーカーの場合、全国展開しているため一定の品質が担保され、スピーディに木の家を建設してくれます。その一方、大量生産が前提となるので、施主側の細かい要望を反映させるのは難しい傾向にあります。
そのため、手早く木の家を建てたい場合にはハウスメーカーもよい選択肢ですが、こだわりを持った木の家を実現したい場合は、他の選択肢も検討すべきでしょう。
選択肢②:設計事務所に依頼
おしゃれな木の家を建てたい場合、選択肢として浮上してくるのが設計事務所です。
設計事務所とは、一級建築士などが在籍し、主に住宅の設計・デザインを行う事務所を指します。設計事務所に依頼すれば、建築士ならではのオリジナリティ溢れる木の家の制作を期待できるでしょう。
その一方、設計事務所への依頼は高額になりやすいので注意が必要です。また、完成後のアフターメンテナンスなどが無いケースも考えられます。
そのため、予算に余裕がある場合にはおすすめの選択肢ですが、なるべく費用を抑えたい、後々のメンテナンスの不安を無くしたいという場合は、他の選択肢も考えておきましょう。
選択肢③:工務店に依頼
おしゃれな木の家を建てるにあたり、幅広い方におすすめしたい選択肢が、工務店への依頼です。
工務店は地域密着型で経営していることが多く、土地の特性に合った木の家を制作してくれます。また、ハウスメーカーや設計事務所などを介さずやり取りする結果、費用が安く済む点も嬉しいポイントです。
それに加え、木の家の建築には充分なノウハウと高い技術力が不可欠ですが、腕のよい職人を擁する工務店であれば、その点も安心できます。
そのため、これから木の家を建てるにあたって、どこに依頼すべきか悩んでいる場合は、家を建てる地域にある工務店に依頼することを強くおすすめします。
木の家に住むメリット
木の家に住むことには、数多くのメリットがあります。
ここでは、代表的な4種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
メリット①:夏は涼しく、冬は暖かい
木の家に住むと、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになります。
木には断熱効果があるため、屋外の暑さや寒さを室内に持ち込みません。そのため、断熱や気密、換気などがしっかりと計算された構造にすれば、1年中部屋の温度が一定に保たれ、快適な生活を送れます。
また、木には調湿効果もあるため、湿度の高い梅雨時には除湿、乾燥しがちな冬場には加湿の役割を果たしてくれます。
木には調湿効果があり、部屋の温度が一定に保たれる等。
メリット②:吸音性、衝撃吸収性が高い
木の家に使われる木材には自然な弾力性があるので、音や衝撃を吸収してくれます。
鉄筋コンクリートの場合、小さな音でも反響し、生活音が気になってしまいがちです。しかし、木の家では木材が小さな音は吸収してくれるので、静かな暮らしを実現できるでしょう。
また、木材は衝撃も吸収してくれるので、足への負担をやわらげる効果も期待できます。そのため、高齢の方でも安心して快適に暮らせます。
メリット③:デザイン性が高い
木の家に使われる木材は、本来の木目が活かされているので、高いデザイン性を楽しむことができます。
特に木の無垢材は色合いや節の出方など、1枚1枚表情が異なります。そのため、まったく同じ間取りだったとしても、それぞれに雰囲気が変わり、唯一無二の空間が演出できるでしょう。
メリット④: リラックス効果が得られる
木の家に住むと、木材から発せられる香りが家の中に自然と漂うので、高いリラックス効果が得られます。
木の香りには、高い抗菌作用のある「フィトンチッド」という物質が含まれています。これにより自然の空気清浄作用が得られ、まるで森林浴をしているかのような落ち着いた時間が過ごせるでしょう。
木の家を建てるときに気をつけたいデメリット
木の家を建てる際、いくつか気をつけたいデメリットも存在します。
木の家のデメリットの大半は、建てる場所の工夫や業者の選び方によって解決が可能です。実際に住み始めた後で後悔することのないよう、ここでは代表的な3種類のデメリットの詳細を確認しておきましょう。
デメリット①:品質にバラつきが生まれやすい
木の家のデメリットの1つ目は、品質にバラつきが生まれやすい点です。
鉄やコンクリートなどの無機物と違い、木は有機物、つまり生きた素材です。そのため、1つひとつの木材には微細な違いがあり、日々膨らんだり縮んだりと安定しません。それを踏まえたうえで組み立てていかないと、建物のバランスが悪くなってしまいます。
このデメリットは、材料となる木材をしっかり吟味して、腕のよい職人が手掛けることで最小化できます。木の家の制作は、木材の性質に合わせた家づくりができる、信頼できる工務店に依頼しましょう。
デメリット②:水分・湿度に弱い
木の家の2つ目のデメリットは、水分や湿度に弱い点です。
先述の通り、木には調湿効果があり、日々空気や水分を出し入れしています。そのため、長く雨などの水分に触れ続けると、木材内部の水分量が増えすぎてしまい、見えない部分から少しずつ腐食する可能性があります。
このデメリットは、適切な構造で建築を行い、メンテナンスを定期的に実施することで予防できます。
たとえば株式会社「大工産」では、基礎断熱を活かした床面、吹き抜けによる24時間換気、高性能樹脂サッシを装備した窓により、室内の湿度が50~60%に保たれるようにコントロールしています。これにより、雨が多い梅雨の時期であっても、木材を傷めることなく快適に過ごしていただけます。
デメリット③:メンテナンスにコストがかかる
木の家の3つ目のデメリットは、メンテナンスにある程度のコストが必要な点です。
木は生きた素材なので、日々膨張や収縮を繰り返します。特に部屋によって温度差があると、経年によってそれぞれの木材で歪みが生じ、修繕に多大な費用がかかる可能性があります。
このデメリットは、木の特性を踏まえた設計をすることで予防が可能です。家全体が一定の温度に保たれるようになっていれば、木材の膨張・収縮の方向性が合うため、長年住み続けても歪みの少ない木の家を実現できます。
加古川市の特徴
ここからは、加古川市で木の家を建てる方のために、加古川市の特徴についてご紹介していきます。
兵庫県加古川市は、神戸市と姫路市の間に位置しており、総面積は138.48㎢に及びます。市内には平野部と丘陵地帯が混在していて、自然豊かな景観が魅力です。
名前になっている加古川は、市内を東西に横切って流れる河川です。古くから交通の要所として重宝され、現在でも市民の生活を彩り、産業活動に使う水源として広く活用されています。
※加古川市WEBサイトより
加古川市の地勢・気候
加古川市は、北には播磨高原、南には瀬戸内海があり、その中央を東西に豊富な水量を誇る加古川が流れています。それにより、美しい景観と肥沃な土壌が生まれ、市民の生活を多くの面で支えています。
加古川市の気候は典型的な瀬戸内海型であり、年平均気温はおおよそ15.9度(H30)と温暖です。また、年間降水量は約1,670mm(H30)となっています。
出典:加古川市「加古川市の概要」
梅雨と台風の時期を除けば雨量はそれほど多くなく、冬に大雪が降ることも少ないです。しかし、冬場は気温が意外と低くなりやすいので、暖かさを保てる家を建てておくと安心できるでしょう
出典:Climate Date「気候 加古川市」
大工産が建てる木の家の魅力とは?
兵庫県内で木の家を手掛ける「大工産」では、快適に長く過ごせる家づくりを実現するため、さまざまな工夫を施しています。
ここでは、大工産の建てる木の家の魅力について、2つの観点からご紹介します。
1年中過ごしやすい「22℃の家」
大工産の建てる木の家は、「22℃の家」の家というコンセプトで作られています。
1年中家の中が22℃に保たれるよう設計することで、夏は涼しく快適に、冬も暖かく快適に過ごせます。また、木の無垢材を豊富に使用しているため、家の中には1年中、木のやさしい香りが広がります。
結露しにくく、家の寿命が長い
大工産の建てる木の家は、調湿効果の高い木材と、高機能サッシが備わっているため、結露が生じることを防いでくれます。
壁や天井などに結露が生じると、そこからカビや腐食が発生し、家の寿命を縮める原因になりかねません。その点、大工産の木の家は長く住んでも結露が発生しにくいので、それほどメンテナンスを気にせずとも、快適に住み続けることが可能です。
おしゃれな木の家の施行実例をご紹介
ここからは、加古川市を中心に兵庫県内で数多くの注文住宅を手掛ける大工産の、木の家の施工実例を厳選してご紹介していきます。
木の家の施工実例① 子どもが風邪を引かない木の家
こちらの木の家では、ご夫婦とお子様2人のご家族が暮らしています。以前お住まいだったところが狭小だったことを踏まえ、お子様の出産を機に木の家の建築を決意されたそうです。
玄関を入ると、吹き抜けのあるリビングとアイランド風キッチンが迎えてくれ、2階にはご夫婦の寝室と子ども用の多目的スペースが用意されています。
木の家は1年を通して家の中の寒暖差が少ないため、この家に住むようになってから、お子様が風邪を引きにくくなったそうです。
家族が皆健康で笑って暮らせる、そんな理想の空間が実現されています。
木の家の施工実例② いつでも裸足で過ごせる木の家
こちらの木の家では、ご夫婦とお子様2人が暮らしています。大きく広い空間を理想に、木の香りに包まれる一軒家を建築されました。
木の家は木材の断熱効果や吸湿効果により、1年中快適に過ごせます。そのため、こちらのご家庭では冷え性の奥様も、春夏秋冬を問わず裸足で過ごされているそうです。
2階部分はご主人こだわりのロフト空間になっています。ご友人が遊びに来た際にもてなせるよう、大きな本棚に入った漫画や、寝転がってくつろげる大きなソファーが常備されています。
木の家の施工実例③ ログハウスのような木の家
こちらの木の家では、ご夫婦とお子様1人の3人家族で暮らしています。
ログハウスのような家を理想としていたところ、そのイメージに近い木の家を大工産のショールームでご覧になり、建築を決意されたそうです。
木材の吸湿効果により、この木の家では梅雨や夏もジメジメせず、快適な時間が過ごせています。また、家族が集まるリビングにはハンモックが取り付けられ、当初思い描いていた通り、ログハウスのような快適な空間を実現されています。
木の家で快適な暮らしを実現しましょう
今回は、「加古川市でおしゃれな木の家を建てる!」をテーマに、木の家のメリットやデメリット、依頼する業者の選択肢などについて詳しく解説してきました。全体のまとめ。
木の家は木材の断熱効果により、空調がなくても夏は涼しく冬は暖かに、快適な時間を過ごせます。加古川市で木の家を建てるのであれば、土地の特徴や適切な木材などを熟知している、地元密着の工務店に依頼することをおすすめします。
株式会社大工産では、丁寧なヒアリングと確かな技術力をもとに、お客様のご要望・ご予算に合った最適な木の家をご提供します。
今回ご紹介したように加古川市での施工実績も豊富なため、加古川市で木の家を建てようかご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
株式会社大工産は、兵庫県加古川市に本社のある地域密着の工務店です。
良質な木材だけを用い、夏は「さっぱり」、冬は「しっとり」、年中快適に過ごす事の出来る住み良い家づくりを得意としております。
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